あずさの「きものーと」

きもの教室を営むあずさが、愉快な日常を綴ります。教室移転準備のため、2016年は出張着付け教室となります。HPはコチラ→http://www.azusa.top

着物の内側、研究DAY!(補正・胸紐の締め加減を中心に)

今日は、大好きな仲間と着付け研究DAY。

雑誌や広告の美しい着物姿は、コーディネートの参考になりますが…やっぱり、気になるのは、その着物の内側ですよね!

 

着物の中はどうなっているのか…他人の下着事情なんて、なかなか見ることができないし、聞くこともできません。生徒さんからも、よく恥ずかしそうに質問いただきます。(全然気にしないので大丈夫ですよ!)

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 私は自装の場合、襦袢は伊達締めONLYで絡げて留めています。

この伊達締めの締め具合が問題だ…

いつもは、かなりルーズに締めています。さらに、上線を弾くと「バチーン」という位まで締めると、着崩れしない程ピタッと襟が決まります。しかし…以前「パチーン」という位締めていたら、具合が悪くなって渋谷駅のホームで動けなくなってしまいました(汗) 短時間の着用や、写真撮影のためなら「パチーン」でも大丈夫ですが、それ以上着て過ごすには私にはハードかもしれない…と身をもって学んだのでした。

 

着物の着方には、様々な美意識・考え方がありますよね。

同様に、体型や年齢によっても、しっくりくる着方や最適な胸紐の締め加減は変わってきますし、着て動くための着方と、撮影で美しく見せるための着せ方でも大きく異なります。

 

今日は仲間と、鎖骨周辺に補正を入れて若々しい鳩胸にする方法のシェアと、「その補正で仕上がった着姿が自分達の美意識に合うのか…?」という考察。年齢別の補正についてお知恵を頂いたり、最近の便利な補正道具についても教えていただきました。現代の技術はすごいです…

 

現在、かなりセクシーではない(貧相な)体型の私は、気仙沼の「たかはしきもの工房」で作られている「補正くの一麻子」という補正下着を愛用しています。鎖骨下や背中の凹みも補えるように麻綿が入っているし、汗取りのパットも内臓されているので、汗で着物を傷めることもありません。 

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たかだ肌着、されど肌着…普通の肌着であっても、肌を包み込む着方によって補正の役割を果たしてくれるので、あなどれません! 

 

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補正下着の上に、同じくたかはしきもの工房」の満点腰すっきりパッド」を。パッドの中にタオルを入れることによって、自分に足りない部分だけを補うことができるので本当に便利です。毎日着物を着るとなると、下着や補正については手軽で便利なものを選びたくなってしまいますよね!

 

最近は、思わず見せびらかしたくなってしまう程に素敵な「wafure」や、ワコールの新しい和装ブランド「和らんじゅ」など、和装下着もセクシーかつ機能的になっていて目が離せません。

 

お互いに着物を着せ合いながら、途中で昼食をとって「これくらいの締める強さなら、座ってくつろいでも辛くないわね…」という実験をしたりして。学びの多い時間を過ごすことができました。

なにより、今日一番の収穫は「それ、間違ってないか?」と率直に指摘し合える仲間がいると再確認できたこと。尊敬できて、対等な関係でないと、間違いを指摘されても素直に受け止められないと思うのです。同僚がおらず、個人で仕事をするようになった今、そんな存在が本当に有り難いと思ったのでした。

 

帰り道、実験で襦袢を伊達締めで締める強さを、いつものルーズと「パチーン」の間位にしてみましたが…具合が悪くなって家の500m手前でバスを降りる事態に。久しぶりの感覚です…まだまだ実験はやめられませんね(笑)

 

実験大好き!

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