これから七五三を迎えるママへ② 男子五歳の着物(産着の活用)
大好きな友達の息子が今年、七五三を迎えました。
産まれる前から嬉しくて、世に飛び出た時には産院まで会いに行ったもの…しかし、彼は私のことをママの友達ではなく「自分の仲間」だと思っている様子。(精神年齢が近いから、という説も否定できません…汗)
今回は、「仲間のお祝いなら、一肌脱がねば!」とウキウキ奔走しました。そんな五歳の着物について書き残しておきたいと思います。
★必要なもの
・着物
・羽織
・襦袢(半衿のついたもの)
・袴
・帯
・羽織紐
・懐剣
・白扇子
・お守り
・雪駄
・腰紐3本
・足袋
・肌着(首が開いているもの)
・補正タオル1枚
※着付けの方法によって誤差があります。ご了承ください
★お宮参りの産着を七五三で着たい場合
今回、友人も産着を着せてあげたいとの希望でした。羽織については悩みましたが、袴や小物も揃えなくてはいけないということもあり羽織込みのフルセットを用意しました。着物と襦袢は産着を着せるという選択です。
漏れなく、着ている姿を見た時に「お宮参りではブカブカだったのに、こんなに大きくなって…」と目頭が熱くなってしまうオプション付きです!
産着と七五三の着物は、よく見ると使っている布の枚数や縫い方などが違います。別の種類の着物だと思ってください。ですので、産着を着せるには、様々な調整が必要になります。
①紐を外す
すでに付いている紐は位置が高く、七五三で着るために活用するのは難しいかと思います。再び産着を利用する可能性がある時は、写真を撮って位置を記録しておいてから外すと修復が楽になるかと思います。
②肩上げをする
産着には肩上げがしてありません。サイズがちょうどでも、お子様の着物は肩上げが必要になりますので、少し縫ってあげてください。その際、家紋が折れないように縫う箇所をずらすことをお勧めします。
③袖を縫う
産着の袖は、振り(袂)が両方開いています。手のひら側の振りは縫い止めて、可能であれば裾を丸く形取ってあげてください。
一般的に男性は「紋付袴と羽織」が正装と言われています。ですが、地域によって羽織を着せないこともあるそうです。羽織を着てしまうと産着の家紋は隠れてしまいますので、袴や小物だけ揃えて着せることも、選択のひとつかと思います。
★着せ方
やや難しいですが、動画サイトなどに詳しい着せ方が掲載されています。挑戦する価値はありますよ!
※動画と違い、襦袢や着物に紐がついていないことが多いので、その場合は腰紐で結んであげて下さい。
※帯や紐の結び方が特殊なので、元気なお子さんに長時間ジッとしていてもらうのは大変かもしれません。ある程度、事前に予習してから臨んでくださいね。
★ご用意
デパートや呉服屋さんで購入することもできますし、インターネットでのレンタルや購入も可能です。袴と小物だけのセットもありますので、ご家庭に合ったものをチョイスしてみてください。
★注意事項
骨盤が未発達なこともあり、袴は動くと少なからず落ちてきてしまいます。どんなに上手に着せてあげても、裾を踏んだら下がってしまうものなので、ドンと構えて都度上げてあげるか、羽織の下にサスペンダーをしてもいいかもしれません。
…全ての年齢で共通のこと…
①「肩上げ」…手の長さに合わせて袖の丈を縫って詰めてあげること。長さがピッタリでも、子どもの着物には必要なものなので、少しつまんで縫ってあげてください。
②「腰上げ」…身長に合わせて、着物の丈を縫って詰めてあげること。五歳の場合は、着物の腰紐に着物の裾を引っ掛けて長さを調整してあげられますので、必須ではありません。
③「千歳飴」…最近は神社にお参りに行っても千歳飴をもらえることが少ないようです。千歳飴を持って記念写真を撮りたい場合は、事前にご用意されることをおススメします。(写真館でご用意されていることもあるようです。ご確認ください)
お子さんの成長のお祝いが、楽しい思い出になりますように。
ちょっと変でもいいんです。
少し他と違ったって、家族にとって素敵な思い出になれば、最高。
お手伝いできることがありましたら、お気軽にお声がけください。
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