あずさの「きものーと」

きもの教室を営むあずさが、愉快な日常を綴ります。教室移転準備のため、2016年は出張着付け教室となります。HPはコチラ→http://www.azusa.top

これから七五三を迎えるママへ① 女子三歳の着物

今年は、幸せなことに七五三を迎えるご家族に多く出会うことができました。

 

着物を着るに当たって、皆様分からなすぎて「ごめんなさい、全然分からないのです」と仰います。いえいえ、わからないのは当然です。だって、自分の七五三はほとんど記憶がありませんし、お子さんにも1回…姉妹や兄弟がいても数回しか着せてあげる機会はないですもの。

着物に触れる機会が減ってしまった昨今、そんなレアなイベントに詳しいのは専門の人だけかもしれません。そこで、自分の備忘録も兼ねて、ここで各七五三のことについて書き残しておこうと思います。これから七五三を迎えるママたちにとって、少しでも参考になってくれたら幸いです。

 

まず一回目は、3歳の着物について。

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★必要なもの

・着物

・襦袢(半衿付き)

・被布

・三尺帯(上から被布を着て見えなくなるので、なくても大丈夫※)

・足袋

・草履

・肌着(首元が開いている普通の下着で大丈夫)

・腰紐3本くらい

・補正用タオル1枚

・バック(あれば、で大丈夫。巾着が多いです)

注:着付の方法によって、若干必要とするものが変わりますのでご注意ください。

※三尺帯がない場合でも、お手持ちの長いスカーフなどを巻いて結んであげると、背中がポッコリして可愛いですよ♡

 

★着せ方

三歳は被布だと簡単で、ママにもすぐできます!インターネットに下のような動画もありますし、被布に隠れてあまり目立たないので臆せずチャレンジして欲しいと思います。

www.youtube.com

※襦袢や着物に紐が付いていない場合は、腰紐をお使いくださいね。 

 

★振袖の場合

三歳でも、被布ではなく振袖をご希望される方もいらっしゃいます。

(私も、三歳で振袖を着用した写真が残っています)

被布に比べて、着せる時間がかかりますし、沢山の布に巻かれることになります。お子様が我慢することが多くなりますので、親御さんのケアが必要です。

また、袖の振りが床に擦ってしまうこともあるので、調整してあげる必要があるかもしれません。確認してみてくださいね。

 

…全ての年齢で共通のこと…

①「肩上げ」…手の長さに合わせて袖の丈を縫って詰めてあげること。長さがピッタリでも、子どもの着物には必要なものなので、少しつまんで縫ってあげてください。

②「腰上げ」…身長に合わせて、着物の丈を縫って詰めてあげること。しなくても、腰紐を結べば、おはしょりを作ることで調整が可能です。三歳の場合は腰上げをしておいてあげたほうが紐が少なくお子様への負担が少なく済みますので、できればしてあげましょう。(被布に隠れてあまり見えないので、長さが合えば大丈夫ですよ!)

③「千歳飴」…最近は神社にお参りに行っても千歳飴をもらえることが少ないようです。千歳飴を持って記念写真を撮りたい場合は、事前にご用意されることをおススメします。

 

★着物のご用意について

デパートや呉服屋さんで購入可能ですが、今はネットで一式レンタルすることもできます。なんと…ネット通販は当然のこと、amazonで買うこともできるんですね!すごい時代になったものです。

写真館で着物レンタルと着付け・撮影・お参りのセットプランもありますので、ご家族にとって最適な方法を選んでみてください。

 

お子さんの成長のお祝いが、楽しい思い出になりますように。

お手伝いできることがありましたら、お気軽にお声がけください。

 

質問やお問い合わせは az.nyan1981★gmail.com から受け付けております。

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