鎌倉に引っ越しました
突然ですが、鎌倉に引っ越しました。
まさか山育ちの自分が、海辺に住むことになるとは…!
半分夢のような気分です。
毎日、愛犬の散歩をしながら波の音を聴いています。
鎌倉暮らしは、2016年内期間限定の(予定)です。着付けレッスンは、鎌倉市材木座の自宅でもスタートいたしました。現在、都内で通って頂いていた生徒さんには、ご自宅に出張させて頂いたり、都内のレンタルスペースを利用したりと対応させて頂いております。
冬の鎌倉はシーズンオフですが、地元の方に伺うと海が一番美しい時期だそうです。ちょっと散歩に出ると、景色が美しいので気づくと数キロ歩いてしまいます。
散策も兼ねて、是非鎌倉の教室にもお越しください。
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これから七五三を迎えるママへ② 男子五歳の着物(産着の活用)
大好きな友達の息子が今年、七五三を迎えました。
産まれる前から嬉しくて、世に飛び出た時には産院まで会いに行ったもの…しかし、彼は私のことをママの友達ではなく「自分の仲間」だと思っている様子。(精神年齢が近いから、という説も否定できません…汗)
今回は、「仲間のお祝いなら、一肌脱がねば!」とウキウキ奔走しました。そんな五歳の着物について書き残しておきたいと思います。
★必要なもの
・着物
・羽織
・襦袢(半衿のついたもの)
・袴
・帯
・羽織紐
・懐剣
・白扇子
・お守り
・雪駄
・腰紐3本
・足袋
・肌着(首が開いているもの)
・補正タオル1枚
※着付けの方法によって誤差があります。ご了承ください
★お宮参りの産着を七五三で着たい場合
今回、友人も産着を着せてあげたいとの希望でした。羽織については悩みましたが、袴や小物も揃えなくてはいけないということもあり羽織込みのフルセットを用意しました。着物と襦袢は産着を着せるという選択です。
漏れなく、着ている姿を見た時に「お宮参りではブカブカだったのに、こんなに大きくなって…」と目頭が熱くなってしまうオプション付きです!
産着と七五三の着物は、よく見ると使っている布の枚数や縫い方などが違います。別の種類の着物だと思ってください。ですので、産着を着せるには、様々な調整が必要になります。
①紐を外す
すでに付いている紐は位置が高く、七五三で着るために活用するのは難しいかと思います。再び産着を利用する可能性がある時は、写真を撮って位置を記録しておいてから外すと修復が楽になるかと思います。
②肩上げをする
産着には肩上げがしてありません。サイズがちょうどでも、お子様の着物は肩上げが必要になりますので、少し縫ってあげてください。その際、家紋が折れないように縫う箇所をずらすことをお勧めします。
③袖を縫う
産着の袖は、振り(袂)が両方開いています。手のひら側の振りは縫い止めて、可能であれば裾を丸く形取ってあげてください。
一般的に男性は「紋付袴と羽織」が正装と言われています。ですが、地域によって羽織を着せないこともあるそうです。羽織を着てしまうと産着の家紋は隠れてしまいますので、袴や小物だけ揃えて着せることも、選択のひとつかと思います。
★着せ方
やや難しいですが、動画サイトなどに詳しい着せ方が掲載されています。挑戦する価値はありますよ!
※動画と違い、襦袢や着物に紐がついていないことが多いので、その場合は腰紐で結んであげて下さい。
※帯や紐の結び方が特殊なので、元気なお子さんに長時間ジッとしていてもらうのは大変かもしれません。ある程度、事前に予習してから臨んでくださいね。
★ご用意
デパートや呉服屋さんで購入することもできますし、インターネットでのレンタルや購入も可能です。袴と小物だけのセットもありますので、ご家庭に合ったものをチョイスしてみてください。
★注意事項
骨盤が未発達なこともあり、袴は動くと少なからず落ちてきてしまいます。どんなに上手に着せてあげても、裾を踏んだら下がってしまうものなので、ドンと構えて都度上げてあげるか、羽織の下にサスペンダーをしてもいいかもしれません。
…全ての年齢で共通のこと…
①「肩上げ」…手の長さに合わせて袖の丈を縫って詰めてあげること。長さがピッタリでも、子どもの着物には必要なものなので、少しつまんで縫ってあげてください。
②「腰上げ」…身長に合わせて、着物の丈を縫って詰めてあげること。五歳の場合は、着物の腰紐に着物の裾を引っ掛けて長さを調整してあげられますので、必須ではありません。
③「千歳飴」…最近は神社にお参りに行っても千歳飴をもらえることが少ないようです。千歳飴を持って記念写真を撮りたい場合は、事前にご用意されることをおススメします。(写真館でご用意されていることもあるようです。ご確認ください)
お子さんの成長のお祝いが、楽しい思い出になりますように。
ちょっと変でもいいんです。
少し他と違ったって、家族にとって素敵な思い出になれば、最高。
お手伝いできることがありましたら、お気軽にお声がけください。
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着物の足元冷え対策と、あざらしの草履
底冷えする冬らしい日が増えてきましたね。
母子手帳に医師から「しもやけ注意!」と書かれていたほど冷え性な私は、足元からの冷え対策に注意して過ごしています。
着物だと、つま先も冷えますし、歩くと裾から冷気がフワーッと入ってくることがあってお出掛けが辛い…寒い日でもお出掛けを楽しめる。足元対策をご紹介します。
つま先が開いていて、足袋の下に履くことができる市販の「着物ストッキング」。礼装時でも、使われている方が多いように思います。
別珍素材の、目にも暖かな足袋をチョイスするもの素敵ですね。
戴き物の、たかはし着物工房「足袋ハイソックス」は一度履いたら手放せない暖かさ。東北の方が考案された商品ならではです。カジュアル着物の日はモチロン、洋服でも愛用しています。
やはり腰までのタイツやストッキングを着用すると、腰回りがモコモコして動きにかったのを覚えています。専用の商品ではなくても、ニーソックスのつま先を切って足袋の下に履いたりと、色々な防寒の工夫はできそうですね!
余談ですが、先日激安でフリース足袋を購入しました。「フリース、ふふふ」というチャラついた気持ちで出掛けたところ、ダッシュしようとしたら足袋と草履の台が滑って足を捻りました。値段と素材と相性は大切だと学びました…(着物でダッシュするのが悪いんですが)
さて、最後に冷え性な私が真冬に活用するのが「あざらしの草履」です。
多くは冷寒地の方が履かれているそうです。あざらしの皮でできているので、防水の効果もありますし、つま先が冷えることはありません。雪道でも歩けるように、底には滑り止めが付いているのです。(水っぽい雪道は傷みが早いのでオススメしません)着物全体とのバランスが難しいのですが、礼装の際には履き替えを持参します。
なにより、モコモコで可愛いので履いているだけで嬉しくなってしまいますね♡ テンションが上がるので寒い日のお出掛けの強い味方です!
寒い日が続きますが、着物でのお出掛けを楽しみましょうね。
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ポチ袋で季節を楽しむ
師走に入り、一気に年末の慌ただしい雰囲気になってきましたね。
街はクリスマス一色ですが、12月26日になった瞬間にディスプレイが見事に「お正月」に変わります。(25日の晩に残業している方の多さを想像してしまうのは私だけでしょうか…(笑))
さて、お正月の風物詩と言えば「お年玉」。
みなさん、ポチ袋はどうされていますか?私は…一年中集めています(笑)
立替していただいた時の集金など、「現金を裸で渡すなら、お礼を込めて素敵な袋に入れて渡したい」と思ってから常に手元に数種類用意するようになりました。
年末年始になるとお年玉用にどこでも売っているようになるので、様々なポチ袋が選べてとても嬉しいです。
去年は十二支のイラストが入って、金縁のおめでたい感じ!
毎年お正月に使えるので、余らせても大丈夫なデザインを選んでいます。
お気に入りは、春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の南天が描かれたもの。
手刷りと和紙の手触りや質感も美しくて一目惚れしました。
四季の植物が全て描かれたものであれば、いつでも使用可能です。
こちらは、寒い季節に嬉しい鉄瓶柄。
ざっくりとした版画の温かい雰囲気に惹かれて購入しました。
春か近づいてきたら、うぐいすと梅の柄が活躍します。
洒落の通じる友人には、「大入袋」。
「あずさちゃん、そんなに儲かってた?」という突っ込み待ちです(笑)
敬愛する美佐子は、お気に入りの和紙で手作りされていました。美しい…
使い損ねてしまったのは、今年の干支の羊が描かれたこの袋。
あと一ヶ月で活躍できなければ、次に使えるのは12年後ですね(笑)
着物同様、四季の植物や干支など、日本古来のモチーフを楽しむことができるのがポチ袋。もちろん、着物や帯で楽しめたらとても贅沢で嬉しいことではありますが、ポチ袋という小さな紙の世界の中で、気軽に楽しめるのでオススメです。
ショッピングセンターの文具売場でも手に入りますし、鳩居堂のような和紙を扱ったお店ですと伝統的な季節のモチーフ入りのものが沢山置かれています。まずはお年玉用のポチ袋から、いつもと違ったものを選ばれてみてはいかがでしょうか?
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これから七五三を迎えるママへ① 女子三歳の着物
今年は、幸せなことに七五三を迎えるご家族に多く出会うことができました。
着物を着るに当たって、皆様分からなすぎて「ごめんなさい、全然分からないのです」と仰います。いえいえ、わからないのは当然です。だって、自分の七五三はほとんど記憶がありませんし、お子さんにも1回…姉妹や兄弟がいても数回しか着せてあげる機会はないですもの。
着物に触れる機会が減ってしまった昨今、そんなレアなイベントに詳しいのは専門の人だけかもしれません。そこで、自分の備忘録も兼ねて、ここで各七五三のことについて書き残しておこうと思います。これから七五三を迎えるママたちにとって、少しでも参考になってくれたら幸いです。
まず一回目は、3歳の着物について。
★必要なもの
・着物
・襦袢(半衿付き)
・被布
・三尺帯(上から被布を着て見えなくなるので、なくても大丈夫※)
・足袋
・草履
・肌着(首元が開いている普通の下着で大丈夫)
・腰紐3本くらい
・補正用タオル1枚
・バック(あれば、で大丈夫。巾着が多いです)
注:着付の方法によって、若干必要とするものが変わりますのでご注意ください。
※三尺帯がない場合でも、お手持ちの長いスカーフなどを巻いて結んであげると、背中がポッコリして可愛いですよ♡
★着せ方
三歳は被布だと簡単で、ママにもすぐできます!インターネットに下のような動画もありますし、被布に隠れてあまり目立たないので臆せずチャレンジして欲しいと思います。
※襦袢や着物に紐が付いていない場合は、腰紐をお使いくださいね。
★振袖の場合
三歳でも、被布ではなく振袖をご希望される方もいらっしゃいます。
(私も、三歳で振袖を着用した写真が残っています)
被布に比べて、着せる時間がかかりますし、沢山の布に巻かれることになります。お子様が我慢することが多くなりますので、親御さんのケアが必要です。
また、袖の振りが床に擦ってしまうこともあるので、調整してあげる必要があるかもしれません。確認してみてくださいね。
…全ての年齢で共通のこと…
①「肩上げ」…手の長さに合わせて袖の丈を縫って詰めてあげること。長さがピッタリでも、子どもの着物には必要なものなので、少しつまんで縫ってあげてください。
②「腰上げ」…身長に合わせて、着物の丈を縫って詰めてあげること。しなくても、腰紐を結べば、おはしょりを作ることで調整が可能です。三歳の場合は腰上げをしておいてあげたほうが紐が少なくお子様への負担が少なく済みますので、できればしてあげましょう。(被布に隠れてあまり見えないので、長さが合えば大丈夫ですよ!)
③「千歳飴」…最近は神社にお参りに行っても千歳飴をもらえることが少ないようです。千歳飴を持って記念写真を撮りたい場合は、事前にご用意されることをおススメします。
★着物のご用意について
デパートや呉服屋さんで購入可能ですが、今はネットで一式レンタルすることもできます。なんと…ネット通販は当然のこと、amazonで買うこともできるんですね!すごい時代になったものです。
写真館で着物レンタルと着付け・撮影・お参りのセットプランもありますので、ご家族にとって最適な方法を選んでみてください。
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ミサコの針仕事③ ジェラトーニの洋服をリメイクするの巻
(これまでのあらすじ)
手芸が大好きな義母・ミサコ。
人柄は謙虚で優しくて、作品のクオリティとセンスも素晴らしく…本当に尊敬です!
最近は姪にジェラトーニ用の可愛い浴衣を作ってあげていました。私が記念に写真を撮っていると…姪の傍に怪しい手提げバック(何かがパンパンに詰まっている)を発見したのでした。
私「ちょっと、そのバッグの中身見せて…?」
姪「うん、いいよ!!」
みなさん、もうお判かりですね?
はい、予想通りのものが詰まっていました。
これは…パジャマ!?
ズボンにもポケットが付いています。
セットアップのお出掛け着!
あなどるなかれ、スカートもあります。
キレイな生地で靴とバックも作られていました。
ツナギもあるよ!
ストライプに赤いボタンのアクセント!
帽子とセットです。
ドレスもありました。
お尻が見えないように、見せパンツも♡
なんと…シルクのドレス!
(着物の胴裏を再利用した模様)
姪の解説によると、姪が紙に色鉛筆で描いたイラストを元に、お婆ちゃん(ミサコ)がジェラトーニ用の服を作ってくれるとのこと。そのほとんどが、家族の着なくなった洋服を使ってリメイクしたものです。
姪よ、君は幸せなデザイナーだな…涙。
ミサコのクリエイティビティに際限なし!
本当は孫に産まれたかったけれど、嫁なので必死に背中を追いかけたいと思います。
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ミサコの針仕事② ジェラトーニの着物でLGBTを考える
姪とディズニーシーに行った時のこと、私がジェラトーニのぬいぐるみをGETしているところを姪にバッチリ目撃されておりました。
姪「わ・た・し・も、ジェラトーニが欲しい!
だって、あずさも買ってるんだもんっ!!」
両親に訴える姪…叔母の立場ナシ(汗)
姪はそこでなんとかジェラトーニは手に入れたものの、同時に服は買ってもらえません。そこで登場したのが優しいお婆ちゃん・ミサコ…
姪の「着物が着せたい!」というリクエストで、二人で生地選びから始めて作り上げたそうです。こんな可愛い着物が出来上がっていました。
お揃いのヘアアクセもついてる!きゅん♡
ピンクの帯は蝶々結びでもOKですが、文庫に結んでみました。
尻尾が出せる穴もバッチリ空いています。
座れるように、立体的に仕立てられていました…すごい!
ミサコの「立体的に着せた時に、合わせがキレイに決まらんかったわ〜」という反省の元、2作目も誕生したそうです。今度は作り帯なのですね!
忘れがちですが…ジェラトーニって「男の子」です。
可愛く着物を着ても、似合う…♡
LGBTへの理解が進められている昨今ですが、日本でも著名な方々が着物を楽しんていらっしゃいます。有名どころですとIKKOさん。彼(彼女)は、メイクアップアーティストだった頃から着物が大好きだったと聞いています。顔出しの仕事を始めても着物を着て出演したり、和装のプロデュースもされていますよね。
よく見ると、ご本人は対丈(おはしょりを作らず、身丈の長さ)の着物に袋帯を合わせていることが多く、男性と女性の中間な雰囲気を醸し出されています。
※「きものSalon」に掲載されていた写真です。
ミッツマングローブさんも同じ着方をされていました。お二人とも身長があるので、女性の反物で着物を仕立てると必然的にそうなってしまうのかもしれません。
一方、大好きなマツコデラックスさんは、おはしょり有りの着物を女性的に着ていらっしゃる。もしかしたら彼(彼女)の着物を仕立てるには、身幅もあるので反物ではなく特殊な生地を用いるために、おはしょりを作ることが可能なのかな…?
以前イベントで、女性が対丈の着物に角帯を締め、メンズライクに着こなしていらっしゃる方をお見かけしたことがあります。キリッとして、とても美しかった!
女性の着物、男性の着物と、着こなしや着方はそれぞれありますが、ジェンダーレスな楽しみ方も、今後増えていってくれることを期待しています。私の周りにもLGBTで人生を謳歌している友人が沢山いるので、彼らが楽しめる着物の着方も提案していけたらいいなと心から思ったのでした。
私がそんなことを考えていると、姪が脇からツンツンと…ん?
姪「見て!新作!!」
ふんどしかっ!!
その時、姪の傍に何かがパンパンに詰まった手提げバックが…
も、もしかして…!?
私「ちょっと、そのバックの中身見せて!」
(続きます)
義母・ミサコのファン急増中!
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